マイホームの美観を保つために耐久性を持たせるために、なによりも重要なこと、それこそが「外壁塗装」です!
今のままでも十分暮らしていける、なにも問題ないようにみえるというときでも、外壁塗装がすでに必要な状態まで悪化していることがあります。
今回は、外壁に起こりやすい悪影響を知ることで、外壁塗装がどれだけ重要なことであるかを考えていきましょう。
外壁塗装をしないで起こり得る最悪の事態とは?
必要性が感じられない、そんなに重要なことなの?と、外壁塗装を軽く考えてしまっている人も多いようです。それでも、定期的に外壁塗装をしないと、最悪の事態が起こることもあるので本当に気を付けなければなりません。
まずは、どうして外壁塗装が重要なことであるのかを「外壁塗装をしないで起こり得る最悪自体」を例にしてみていきましょう。そして、最悪の事態を起こさないためには、どのように外壁塗装をすれば良いのかを考えていかなければいけませんね。
「外壁のヒビ」建物の構造自体を揺るがす事態を引き起こす!?
よく注意して家の外壁をみてみると、ちょっとした細かいヒビがいくつもあることに気付きませんか。これこそが、「外壁のヒビ」。ほって置くと最悪の事態を引き起こす可能性があるのです。
外壁のヒビは、小さなものから大きいなものまで色々とあります。頑丈な家だから別に大丈夫だよね、と思っていたヒビが、時間の経過とともに見た目は小さくても調べたら深い部分にまで広がっているヒビであることも多いのです。
小さいからと油断は禁物!
外壁の表面だけに起きている現象のようにもみえますが、実際にはヒビの大きさや深さはさまざまです。やっかいなヒビは、その隙間から水分や汚れが浸み込んでしまい、外壁の
内側まで悪影響を引き起こすことにもなるのです。
ヒビ割れは放置したところで自然に直ることはないので、ヒビ割れが大きく深くなるにつれ建物の構造自体を揺るがす事態にまで悪化してしまうことがあるのです。
「雨漏り」ポタポタ水が落ちてくるときは結構重症
耐久性が極端に落ちてしまった外壁塗装は、水分が壁の内部に侵入してしまい建物の骨格となる鉄筋やコンクリートや木材部分に悪影響を与えることがあります。建物の内部にまで入ってきた水分は、じんわりと室内にはびこるようになり、ポタポタと「雨漏り」を引き起こす原因となります。だれが見ても雨漏りだと分かるようなときには、すでにひどいダメージを受けていることが多いので大規模な改修工事が必要になることがあります。
じめじめした湿気はアレルギーを引き起こす
雨漏りが起きたときには、なにか対策をしていかないと、さらに傷みを悪化させてしまいます。耐水性が落ちてしまった外壁は、最初は雨の影響しか受けていなかったのに、少しの湿気でも大きなダメージを受けてしまいます。
雨漏りと聞くと、天井から水が滴り落ちているイメージが強いですよね。でも本当は、壁からジワジワと水が浸み込んで、室内がジメジメしている状況もまた雨漏り現状の一つです。室内に余分な湿気が多くなると、身体にも悪い影響が起きることがあります。アレルギーや喘息などの症状は、このような湿気が原因のこともあるからです。
雨漏りがどこから発生しているのかは、その道のプロが確認しないと水の侵入経路を見つけることが難しいので、不安なときにはすぐに業者を呼んで確認してもらうと安心です。
「カビや汚れ」外壁内部のダメージで家が傾く!?
お住まいの地域や家の周りの環境によっては、湿気や花粉、排気ガスなどが多い傾向にあります。これらの物質が多い所では、外壁にカビや藻などの汚れが付きやすくなります。外壁が汚れているなと軽く考えていたけど、実は見えないところで浸食が始まっていることが多いのがカビや汚れの恐いところです。
浸食が進み外壁の内部が腐ってしまう
ただ外壁が汚いだけだと思っているのに、実際には外壁の内部にまで腐食が進んでしまっているケースが少なくないようです。外壁の内部にまで汚れが広がっていると、家の構造を支えている鉄筋や木材にまで大きなダメージが加わっている可能性があります。
中でも、水に弱い木材部分の腐食が進むと、最悪のケースでは「家が傾く」恐れがあるのです。家が傾いている、想像しただけでも恐いですよね・・・。
一度傾き始めた家は、自力ではバランスを保てなくなるため日に日にその傾きも大きくなっていきます。家の傾きは、台風や地震などの自然災害による衝撃に耐えらない可能性が高いため、さらに酷いときには家が倒壊してしまう可能性も否定できません。
家の傾きについては、外壁塗装だけでは対処できないほどの重大事です。塗装でどうにかすることもできないので、大規模リフォームや家の建て替えをすることになるかもしれません。
「耐水性が低下する」外壁が崩れ落ちる!?
必要なときに外壁塗装をしていなかったために、外壁の耐水性が低下して「外壁が崩れ落ちる」こともあるので注意しましょう。
外壁の劣化を見つけたあとすぐに、壁が崩れたり、家が崩壊したりすることはないようですが、予期せぬ自然災害が万が一起きたときには、劣化した外壁は簡単に崩れ落ちてしまうでしょう。
中でも、コンクリートでできた住宅は、セメント成分が水分を多く吸収してしまうので、外壁の強度が少しずつ失われて、外壁がはがれ落ちていくことがあります。外壁が崩れ落ちるとその家に暮らしている人だけでなく、道を歩いている人にも怪我を負わせてしまう可能性もあるのです。
最悪の事態を回避するための外壁塗装の重要性
ここまででご紹介した最悪の事態は、どの家にでもおこり得ることばかりです。それでも、定期的に外壁塗装をしていれば、このような事態は最小限に抑えるができますし、それほど外壁塗装は大切なことであると実感できますね。
外壁塗装で防水効果を高めよう!
雨漏りを防ぐためには、なにが必要だと思いますか。
その答えは簡単です!単純に、「水が侵入しにくい外壁」を作れば良いのです。そして、水が侵入しにくい外壁とは、「防水効果が高い」ということですね。
外壁は、時間が経つほど劣化していく消耗品です。太陽の強い紫外線や風や雨の影響をダイレクトに受けてしまうからです。
お住まいの家の外壁に耐水性があるかどうかをチェックする方法に、「チョーキング(白亜化)」があります。壁に白い粉が付いていることがありますが、この現象がチョーキングです。防水効果が下がっているときに起こりやすいので、外壁塗装がいま必要かどうかを判断する一つの材料になりますね。
カビの汚れはマメに落としておこう!
「カビ汚れ」は、防水効果が弱まっている壁の状態で起こりやすい現象です。水分をたくさん含んでしまった壁にカビや藻、さらにはコケが発生しやすくなるのです。みどり色や黒っぽい汚れが壁全体に広がると、高圧洗浄や特殊な薬品を使って洗浄をしないと汚れが落ちなくなります。
汚れがひどいと外壁の耐久性を低下させてしまいますし、見た目に決してきれいとはいえないですよね。だからこそ、気付いたときには汚れが軽いうちにきれいに洗って落としておくのが良いでしょう。
耐震対策は家の傾きや崩壊を回避できる!
ここ数年で、外壁塗装の重要性が見直されていますが、その理由の一つに「耐震対策」ということが大きく影響しているようです。家を建てるなら、リフォームするなら、地震などの自然災害にも強い家にしたいですよね。
汚れや水分が壁の内部まで入り込むようになると、建物を支えている内部まで浸食し始めるため、どうしても耐震性も低くなってしまうのです。地震などの大きな揺れや衝撃にも耐えられる家をキープするためには、定期的な外壁塗装がなによりも重要なことだということが分かります。
鉄の家はサビ防止対策が必要不可欠!
外壁塗装が必要であるという理由は、外壁のためだけでなく、外壁の中にある「鉄の部分」にも同じことがいえます。鉄は、水分や汚れが原因で腐食が進んでしまうため、サビが発生しやすい箇所にはしっかりと対策を行うことが大切です。
サビが広がると最悪の場合には、一部に穴が空くことがあるようです。穴が空いたところが建物の土台であれば、とても厄介なことだというイメージが湧きますよね。穴が空いた鉄は取り替えないといけないからです。
このような状況に陥らないためには、専用のサビ取り液などを使って汚れを落とさなければいけませんし、サビ防止材をきちんと塗っておくことも大切です。
まとめ
いかがでしたか。外壁の劣化が進むことでこれほどまでも危険な状況に陥ることがあるのです。本当に外壁塗装が必要なのか疑問に感じていた人も、ちょっと恐ろしい気持ちになったのではないでしょうか。
ひどい状態をそのままにしていても、なにも良いことはありません。だからこそ、異常を見つけたときにはその都度対処していくことが大切です。