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コンクリート打ちっぱなし住宅の盲点!外壁塗装の必要性と効果的な塗料や工法

シンプルな見ためとおしゃれなデザインが注目されて、「コンクリート住宅」を選ぶひとは増えています。

たくさんのメリットがあるコンクリート住宅ですが、一般的な住宅とはすこしちがった造りをしていることから、外壁塗装のメンテナンスの回数には普通よりもさらに気をつけなければならないようです。

 

コンクリート住宅はいつも以上に外壁メンテナンスが必要です!

コンクリート住宅の外壁は、一般的な住宅の外壁とはちがいます。

コンクリート住宅の特徴でもありますが、コンクリートの外壁は外壁材などで覆われているだけで、それ以上に色をつけるなどの塗装はしません。コンクリート本来の質感が残されていることが強みであり、魅力なのです。

 

コンクリート外壁は汚れが目立つ

むずかしい塗装をしないだけ住宅のデザインのバリエーションの幅も広がりますし、空間を多くとることもできます。スタイリッシュさが持ち味であると反面、コンクリート外壁は、外壁についた汚れやヒビ割れなどのキズが色でカモフラージュされないので、汚れを隠すことができないことも大きな問題です。

 

コンクリート外壁のヒビ割れから劣化が広がる

コンクリート外壁にこびり付いたカビや藻、そしてコケなどの汚れは、家の外観や美しさを損ねます。そして、一番恐いのがヒビ割れの状態がひどくなって、そこから雨や湿気がしみ込み、外壁の内側や建物を支える金属部分にも悪影響を及ぼす危険性が高いのです。そのため、外壁の汚れやヒビ割れが増えてきたと思ったら、早いうちにメンテナンスをして、必要であれば外壁塗装をするようにしましょう。

 

コンクリート住宅の外壁塗装は、早くて築5年、遅くても築7年が理想!

コンクリート住宅の外壁塗装の理想の周期は、早いときで築5年、環境などに影響を受けない住宅であっても長くても築7年といったところです。

 

 

コンクリート外壁のデメリットをカバーするための「塗料や工法」とは?

コンクリート住宅の外壁に劣化がみられるようになると、カビが発生したり、藻やコケが増えたり、小さなヒビ割れがたくさん入ったりという現象が起きます。このような現象が多くみられるようになったら、すぐにでもメンテナンスをして外壁塗装を検討しましょう。

 

コンクリート外壁の質感をキープするなら「撥水・防水塗料」

コンクリート外壁のデメリットは、外壁に汚れがつきやすく、ヒビ割れを起こしやすいということです。このようなデメリットをカバーするためには、劣化の大きな原因である水対策のために「撥水・防水塗料」を塗装に選ぶと良いでしょう。

撥水・防水塗料は、その名のとおり耐水性に優れた塗料であり、外壁に水がしみ込むのを防ぐ効果があります。無色透明の塗料なので、コンクリート外壁の質感を損なうことなく塗り替えることができます。

ほかの塗料にくらべると安い塗料なのですが、耐用年数が短いという特徴があるので、3年ほどでまた塗装が必要になります。

 

なによりも耐水性を高めることを重視するなら「弾性塗料」

コンクリートでできた外壁から、思い切って新しい外壁にシフトチェンジするなら、「弾性塗料」がおすすめです。

弾性塗料は、撥水・防水塗料にくらべると価格が高いですが、耐用年数は6年ほどです。コンクリート外壁にできたヒビ割れを下地処理できれいに埋めるので、塗料を塗ったあとでもヒビ割れの痕が残りません。しかし、コンクリート外壁の質感は、弾性塗料を塗ることでなくなってしまうので、コンクリート外壁にこだわりたい人にとってはデメリットになります。

 

質感を保ち、劣化を抑えられる夢のような「コンクリート描写再現工法」

「コンクリート描写再現工法」という特殊な工法を使った外壁塗装が人気です。コンクリート外壁本来の質感を保ったまま、外壁の劣化を抑えたいときによく使われている工法です。

コンクリート描写再現工法で使用される塗料は、光触媒塗料(防汚性やカビの発生を回避したり、遮断効果があったりする塗料)とフッ素系塗料(耐久性に優れている塗料)を組み合わせた特殊な塗料です。

ただ単にこれらの塗料を塗り替えただけでは、コンクリート独特の質感を失ってしまいます。そこで編み出されたのが、コンクリート描写再現工法です。

コンクリート描写再現工法の特徴は、「塗り替えたあとでもコンクリート外壁みたいな見ためになる」ということです。塗装職人の熟練した技がないと、コンクリート調に塗り替えることができないため、実際に作業を受けている業者の数は限られているそうです。

 

 


まとめ

1.コンクリート住宅は外壁メンテナンスを頻繁にしよう!
2.外壁塗装のタイミングは早くて築5年、遅くても築7年が理想!
3.コンクリートの質感を大事にするなら撥水・防水塗料!
4.耐水性を高めなら弾性塗料!
5.質感を保ちながら劣化も抑えるならコンクリート描写再現工法!

 

コンクリート住宅は、一般的な住宅よりも頻繁にメンテナンスをする必要があります。なによりも、外壁にたくさんの汚れやヒビ割れが目立ってきたら、周期を待たずに外壁塗装をするようにしましょう。

コンクリート住宅の新築を建てるときには、外壁塗装に関しての注意点や使用する塗料の特徴などをよく確認しておくこと、そして将来的にかならず必要になる外壁塗装も含めてしっかりとした計画を立てるように心掛けましょう。