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【気になる外壁塗装のこと】価格の高い塗料は品質が高いって本当?

選んだ塗料によっては耐久性の高さや耐用年数の長さ、特徴など、いろいろと違いがあります。それぞれの違いによって価格にも大きな差が起きるので、一番安い塗料と一番高い塗料では「2倍以上の価格差」が生じることもあります。

しかし、ここで気を付けたいことは「高い塗料を選ぶからといって、外壁の質を上げられるとは限らない」ということです。

それでは、価格の高い塗料を使ったときにどのようにしたら品質が向上するのでしょうか。そこで今回は、外壁の品質を向上させるためのポイントについていくつか紹介します。

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ポイント!経験豊富な熟練の職人さんは隅々まで丁寧に仕上げる

高価な塗料を使ったのに外壁の経年劣化が早くて、すぐにまた塗り替えが必要になったというトラブルが外壁塗装ではよく見られるのです。これは、高い塗料を使っただけで良い外壁ができるわけではないということを証明している出来事でもあります。

安価な塗料や高価な塗料と、どの塗料を使っても共通していえることが「塗装作業の正確さ」、「職人さんの熟練した技」というポイントがなければ、外壁の質を向上させることは難しいということです。

たとえば、住宅によっては外壁の形状が複雑で作業がむずかしいといったことがありますよね。このときには、熟練した技を持った職人さんであれば経験度の高さからさまざまな道具や工法を駆使して、手の届きにくい箇所の塗装も「隅々まで丁寧に仕上げて」いきます。

しかし、手抜き作業を行う業者や経験が少ない職人さんに塗装を任せると、見えない細かな部分は適当に塗装しただけで終わりといったことも少なくなく、結果的に適当な塗装をした部分から経年劣化が始まり、すぐにまた塗装をしなければならない状況に陥ってしまうのです。

 

ポイント!高級塗料も薄め過ぎたら意味がない

将来的にかかるトータルコストを考慮して、初期費用はかかるけど高価で高品質といわれる塗料を使う人も多くいます。しかし、高級な塗料を選んだからといって、必ずしもいい外壁に仕上がるとは限らないこともお忘れなく!

たとえば、塗装をお願いした業者が悪質な作業をする業者であったらどうでしょう。塗料はメーカーが定めた希釈率に沿って、水や有機溶剤などで薄めてから使います。しかし、手抜き作業をする悪質な業者は費用削減のために、この希釈率を守らずに薄くのばした塗料を使うことがあるのです。

高価な塗料であれば品質の高い外壁ができあがるはずだと想像していたのに、塗料を薄め過ぎていては塗料のよさが半減してしまい、結果的に安い塗料を使ったときよりも耐久性に劣ってしまう外壁塗装になってしまうのです。

 

ポイント!特殊な塗料を使うときこそ専門の業者に依頼しよう

特殊な機能をもつ塗料や、耐用年数が長いような塗料は、専門的な知識を持つ業者でないと取り扱いがむずかしいことがあります。

外壁塗装を長く経験している職人さんであっても、新しく開発された製品についてはほとんど無知で、経験もないといったことが少なくありません。高機能であればあるほど、使っている道具や塗装工法などが複雑になりますので、その塗料を何度も使った経験があって、実績を積んでいる専門業者に依頼するのが一番です。

塗料メーカーによっては、特殊な塗料については認定を受けた業者のみが使えるように限定していることもあり、どの業者もすべての塗料を使いこなせるわけではないのです。

半永久的でメンテナンスフリーに近いとされる塗料は、耐用年数の長さや耐久性の高さ、そしてセルフクリーニング機能などの特殊機能を持っていることから費用がとても高額になります。その反面、取り扱いを少し間違っただけで特殊機能を失ってしまう取扱いがとてもむずかしい塗料なのです。

 

 


まとめ

高い塗料ほど取扱いがむずかしい塗料はありません。それに、まだ使われるようになって間もないような塗料の場合は、特別に許可を受けた業者しか扱えないこともあるほどです。

高い塗料を選べば絶対に外壁の品質が上がるという確約はありません。塗料の良さを引きだすためには、その塗料のことをよく熟知していて実際に使った経験が豊富な業者や塗装職人さんに任せることが大切なのです。