突然ですが、「DIY」ってご存じですか。
英語の「Do It Yourself」を略した言葉がDIYであり、直訳すると「自分でする」といった意味になります。
外壁塗装ってだれかに頼んでやってもらうものって思っていた人とっては、「外壁のDIY塗装」って本当に聞き慣れない言葉ですよね。
本格的な外壁塗装になれば、やっぱりプロの外壁塗装業者にお願いするのが一番なのですが、ちょっとした劣化や部分的な塗装については、費用をかけずにできてしまうDIY塗装がおすすめです。
外壁塗装についてはあまり知らないという人は、まずは外壁のDIY塗装のメリットやデメリットを知ることが大切です。そのあとで、実際にDIY塗装をするのに必要な道具や知識を広げていきましょう。
目次
自分だけで外壁をDIY塗装するメリットとは?
メリット① 塗装にかかる費用を抑えられる
外壁をDIY塗装する最大のメリットは、塗装業者にお願いしないで自分ですべての作業をするので、「塗装にかかる費用を抑えられる」ということです。塗装で使う道具や塗料などを購入するための費用は必要ですが、作業員の工賃などが発生しないので、費用を大幅に節約することができてしまうのですね。
塗装業者に見積もりをしてもらったら、見積価格が100万円ほどとされたのに対し、DIY塗装なら費用を50万円以内に収まったということも珍しくないのです。
メリット② 好きなデザインでオリジナルティを演出できる
費用だけでなく、外壁をDIY塗装することのメリットは、美観の面でもメリットがあります。
塗装業者にお願いすると、決められたデザインや外壁の中から、好きなものを選ぶのですが、好きなものがないときには妥協するしかありません。でも、DIY塗装なら、「好きなデザインでオリジナルティを演出することができる」ので、自分の好みに外壁を仕上げることができちゃうのです。
自分だけで外壁をDIY塗装するデメリットや危険性とは?
デメリット① 失敗したらすぐにまた塗装が必要になる
外壁をDIY塗装する最大のデメリットは、「失敗したらすぐにまた塗装が必要になる」ということです。
外壁の性質や、使う塗料の特性や効果などをよく理解せずに使ってしまうと、うまく効果が発揮されず、耐久性の低い外壁に仕上がってしまいます。たとえば、外壁の表面に塗料がしっかりと密着していなければ、何年も経たずに塗料が剥がれ落ちてしまって、また塗装をしなければなりません。塗装の塗り替えを成功させるためには、高い技術や外壁塗装についてのさまざまな知識が必要です。
デメリット② 作業に時間がかかる
DIY塗装をすると、プロの塗装業者にお願いするよりも確実に「作業に時間がかかる」というデメリットがあります。業者であれば複数人で作業をするのに、DIY塗装になると一人ですべての作業をしなければならないからです。10日から2週間ほどで終わる作業が、DIY塗装をすることで数か月かかってしまうこともあるのです。
デメリット③ 危険が伴うという不安
外壁をDIY塗装することは、「危険が伴うという不安」が残ります。
ふだん使わない道具や素材を使いますし、慣れない足場の上での作業をすることもあるので、十分気を付けていないと最悪、落下したり、転倒したりして大ケガを負ってしまう危険性があるのです。
確かな技術や知識が外壁のDIY塗装には大事になりますが、それと同時に安全性の確保、そして無理な塗装はしないということに気をつけなければなりません。
必読!!足場の組み立てや解体はプロに依頼する!
外壁のDIY塗装をするときには、やっぱり作業をスムーズに進めるための「足場」は必要不可欠です。足場がないと外壁に塗料を均一に塗ることが難しくて、大きなムラができてしまう原因になるからです。
「もしかして、足場も自分で組み立ててしまえば費用を安くできるのでは?」と、とても危険な考えが湧いてくることがありますが、これだけでは絶対やめて、足場の組み立てや解体は絶対にプロに任せましょう!
足場の組み立てがしっかりしていないと、作業中に足場が一気に崩れ落ちてしまう危険性があります。DIY塗装にすると、外壁塗装にかかる作業員の工賃費などが節約できますので、足場の組み立てや解体だけは絶対に専門の足場業者にお願いするようにしましょう。
まとめ
1.外壁のDIY塗装は費用が抑えられて、オリジナリティを大切にできる!
2.知識や技術がないと、すぐにまた塗り替えが必要になる!
3.慣れていないと作業に時間がかかるうえ、ケガや事故を起こす危険性がある!
4.足場の組み立てや解体は専門の足場業者に依頼する
外壁塗装についての知識や技術に長けている人は、外壁をDIY塗装したほうが費用を安く抑えること、自分のイメージどおりに仕上げることができるでしょう。それでも、外壁塗装についてあまりよく知らない人がDIY塗装をするとなると話は違って、十分な知識や技術がないと余計に費用がかかってしまったり、大ケガを負ってしまったりすることもあるので絶対にやめましょう。
もしも、足場の組み立てが必要なくて、誰でも手の届く外壁の部分的なDIY塗装であれば、初心者の方でも挑戦できないわけでもないので、いろいろな情報をもとにトライしてみるのも良いでしょう。