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外壁塗装にサビ止め塗料って必要?本当のところどうなの?

外壁塗装って、調べていけばいくほど色々な塗料や素材があって本当に迷ってしまいます。だからこそ、失敗しない外壁塗装をするためには、自分の家の外壁にいま何が一番大切で、どんな外壁に生まれ変わらせたいかをよく考えてから、目的に合っているというものを選ぶことが大切なのですね。

そこで今回は、外壁に関する悩みのなかで「サビがつきやすい」という環境にお住まいの方におすすめの、「サビ止め塗料」についてご紹介していきます。

 

サビ止め塗料って何のために塗るの?その効果はいかに?

お住まいの地域の環境や、サビが発生しやすいとされる金属系サイディング外壁の家や、劣化が早いとされる屋根には、必ずサビ止め塗料を塗ることをおすすめします。

そして、海の潮風や酸性雨などの影響を受けやすい環境にお住まいの方も、サビ止め塗料に関しては決して無視できないポイントです。サビがついてしまうまえに先手でサビ対策をしておくと、あとになって後悔することがきっとなくなります。

 

サビ被害を受けると外壁はどうなる?

まず、外壁や屋根、そしてその他の鉄部分に発生してしまったサビは、そのまま放置していても自然になくなることはないことを覚えておきましょう。

サビが発生すると、そこからさらにサビや傷みが広がっていきます。サビがつくと外壁の見た目の美しさを損なってしまいますし、悪化すると建物の構造を支えている鉄部分にも大きなダメージを与えてしまうこともあります。

 

サビがひどくなるまえに、サビがつく前に「サビ止め塗料」を使う!

外壁塗装でサビ止め塗料を使うことの重要性、それはやはり、「サビによるさらなる被害が起こらないようにするため」、「サビをこれ以上発生させないため」、そして「サビを発生させないため」です。

サビ止め塗料は、金属素材を使った「金属系サイディング外壁」との相性がよく、サビの発生やサビによる腐食を防ぐといった高い効果を発揮するとされています。

外壁塗装をするときにサビ止め塗料を塗っておいた壁はサビがつきにくいですし、すでにサビがついてしまっている外壁でも、適切な対応をすれば新たにサビ止め塗料を塗り直すこともできます。

 

 

サビ止め塗料は「エポキシ樹脂系」が主流

サビ止め塗料にはいろいろな種類があります。

その中でも有名なのが、油性系サビ止め塗料やエポキシ樹脂系サビ止め塗料、合成樹脂系サビ止め塗料などです。そして、さらにこの中で、最近よく使用されているサビ止め塗料が「エポキシ樹脂系サビ止め塗料」です。

エポキシ樹脂系サビ止め塗料は、エポキシ樹脂が主成分である塗料にサビ止め剤を混ぜたものです。外壁塗装を塗り替えるときや、新しく一戸建て住宅を建てるときによく使われています。

この塗料の特徴は、サビの発生を防ぐための防サビ性が含まれていることはもちろんのこと、高い耐久性をもたらせること、外壁の内部にも塗料が浸透しやすいという性質から素地にもしっかりと塗料を含ませることができるということです。

 

サビ止め塗料を選ぶときは「耐久性に優れている塗料」であるかをチェックする!

サビ止め塗料の効果を最大限に高めるためには、高いサビ止め効果にプラスして「耐久性に優れている塗料」であるかが大切になります。サビ止め塗料には、もちろん防サビ効果は含まれていますが、耐久性に優れているという面では若干弱いかなと思われる製品もあるので注意が必要です。

 

サビ止め塗料には「耐候性」を追加する必要がある!

残念ながら、サビ止め塗料には紫外線を防ぐための「防御機能」はありません。そのため、外壁の素地にサビ止め塗料を塗ったときには、そのあとに「高い耐候性をもつ塗料」を上塗りする必要があるのです。高い耐候性を備えた塗料として、ウレタン系塗料がサビ止め塗料のあとの上塗りとして使われることが多いようです。

 

 

サビ対策と「ケレン」の関係性

お住まいの家の外壁に防サビ対策をするためには、「ケレン」という作業が何よりも重要になるということを忘れはいけません。

 

サビ止め塗料を塗る前の「ケレン」作業とは?

「ケレン」とは、外壁の素地(下地)に塗料をしっかりと密着させるために必要な作業です。外壁塗装が必要な外壁には、サビや汚れがたくさんついています。そして、その汚れをきれいに取り除くための下処理としての作業がケレンなのです。

 

道具を使ってきれいにサビを落とす

マジックロンやヤスリといったケレン用の道具を使って、外壁についているサビを削りながら取り除きます。ケレンが重要な作業であるといったのは、ただ単にサビの汚れを除去することだけではありません。

ケレンでわざと素地にキズをつけて面を粗くして、塗料を密着しやすくさせるという意図もあるのです。

サビ止め塗料を熟知している塗装業者であれば、ケレンの必要性を十分に理解しています。そのため、サビを残したまま塗装をするということはありません。ケレンがきちんとされていない外壁に塗装をしても、残ったサビからまたすぐにサビが広がってしまい、いくら高価な塗料を使っていても意味をなさないからです。

 

 


まとめ

1.金属系サイディング外壁にはサビ止め塗料が必要不可欠!
2.潮風や酸性雨が多い環境の家はサビ止め対策が大事!
3.サビは放置しても広がるだけ!
4.サビ止め塗料は耐久性の高さも大事なポイント!
5.サビ止め塗料を塗ったら、耐候性に優れた塗料で上塗りする!
6.サビ止め対策とケレン作業はセット!

 

外壁塗装でどういった塗料や素材を使おうかと悩んだときには、外壁塗装をしたことでどのような効果を外壁に与えたいかを考える必要があります。

いまお住まいの住宅によっては、外壁にサビがつきやすいということもあるでしょう。このような場合には、きっとサビがつきにくい外壁にしたいと思いますよね。外壁塗装をする目的がサビを防止することであれば、サビ止め塗料を使うことが最優先です。

このようなことからも分かるように、まずはどのような外壁にしたいかを考えながら、その目的に合った塗料や素材選びをすることが大切になるといえるのです。