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サイディング外壁の家必見!外壁塗装のシーリング材とは?

外壁塗装でよく使われる外壁材の一つに、「サイディング外壁」があります!じつはこの外壁材は、いま現在使われている外壁材の中でもとくに人気があり、ほとんどの住宅の外壁がサイディング外壁になっているのです。

サイディング外壁は、サイディング材の特徴や性質などをよく知った上で、適切な周期でメンテナンスや外壁塗装をすることが大切です。

そして、サイディング外壁の住宅で、外壁の状態を判断するときに使えるチェックポイントが今回ピックアップする「シーリング材」なのです。

 

外壁の状態を知るための「シーリング材」って何だろう?

「シーリング材」、またの名を「コーキング材」といいますが、これはサイディング外壁に使われる外壁材の一つです。

サイディング外壁は、サイディングボードと予ばれるパネル状の板を外壁に貼り付けてつくる外壁です。ボードとボードのあいだには、目地とよばれる隙間ができるのですが、このすき間を埋めるためのものが「シーリング材」なのです。

 

シーリング材の役割!

サイディング壁の目地にシーリング材を埋め込むことで、外壁に防水性や気密性を持たせることができます。まずこれが、シーリング材の役割の一つです。

防水性や気密性といった効果は、シーリング材の成分に合成樹脂が含まれているためです。ボードとボードのあいだに、しっかりとシーリング剤を重鎮することで、すき間をなくし、雨水や汚れがしみ込むことを防ぐことができるのです。

 

シーリング材の劣化で起きる悪影響

サイディングボードとすき間にはシーリング材が埋め込まれているのですが、このシーリング材は、強い紫外線などが原因で少しずつ劣化が進んでいます。

シーリング材が劣化しているようすを、「シーリング材がやせている」と表現することがあります。

シーリング材がやせてしまうと、小さなヒビ割れや亀裂が入ったりすることがあるので、ほっておいても状態が良くなることはありません。シーリング材が劣化したままだと、ヒビ割れや亀裂から雨水や湿気がしみ込んで、外壁のなかにまで悪影響を及ぼすことがあるので気をつけましょう。

さらに劣化がひどくなると、ヒビ割れや亀裂から虫が入りこんだせいで、家の構造を支えている木材部分を浸蝕してしまい、大きな被害がおよぶこともあるのです。

家の構造部分まで劣化が進んでしまうと、シーリング材を補修したり、打ち替えたりするだけでは対処できなくなりますので、少しでもはやく対処するようにしましょう。

 

シーリング材のメンテナンス頻度は?

シーリング材の耐用年数は、一般的には外壁塗装で使った塗料や外壁材の年数とほぼ同じです。シーリング材の状態が良いときでも、耐用年数にしたがって約10年で一度はシーリング材のメンテナンスを行うようにしましょう。

時が経過しているシーリング材は、見ためではあまり程劣化が見られないことがあります。それでも実際には、シーリング材の内部には小さな亀裂が入っているケースや、シーリング材がやせて少なくなってしまっていることもあるので、やはり周期を守って打ち替えをするようにしましょう。

シーリングの状態によっては、外壁塗料の劣化よりも早いスピードで衰えてしてしまっていることもありますので、その場合は外壁塗装の塗り替えを待たずにシーリング材の補修、または打ち替えを検討しましょう。

 

 

シーリング材の打ち替えや打ち増しについて

外壁塗装の塗り替え時期には、シーリング材を「補修」、または「打ち替え」、それに「打ち増し」をするようになります。

シーリング材はいろいろな種類がありますが、一般的に使用されているのは「変性シリコン系シーリング材」や「ポリウレタン系シーリング材」です。

シーリング材を補修するといった意味で「打ち増し」することもあれば、完全にシーリング材が使いものにならないときには「打ち替え(打ち直し)」が必要になります。

 

・シーリング材の打ち増し

シーリング材や作業費などを考慮すると、打ち増しで対応したほうが安く抑えることができますが、もともとあった古いシーリング材にさらにシーリング材を足すのが打ち増しなので、仕上がりが打ち直しにくらべると、あまり綺麗ではないことがあります。

 

・シーリング材の打ち替え(打ち直し)

劣化が生じているシーリング材は目には見えない部分にも影響が出ていることがあります。だからこそ、できれば古いシーリング材はすべて取り除いて、新しく打ち直し(打ち直し)をすることが望ましいでしょう。

 

 


まとめ

1.サイディングボードのすき間を埋めるのがシーリング材!
2.シーリング材を重鎮して雨水や湿気の侵入を防ぐ!
3.シーリング材の経年変化は、ヒビ割れや亀裂!
4.劣化をそのままにすると外壁の中までやられてしまう!
5.シーリング材の劣化が軽いときは打ち増し!
6.シーリング材の劣化が思いときは打ち替え(打ち直し)!

 

シーリング材の劣化は、目で確認できることもあれば、プロに見てもらうしか判断できないことがあります。だからこそ、定期的にメンテナンスをしながらひどい状況に陥らないように注意する必要があるのです。

ふだんはあまり意識してはいなかったけれど、いまある一戸建て住宅の多くがサイディング外壁である可能性が高いです。だからこそ、シーリング材の劣化は他人事ではなく、ぜったいに覚えておきたいことなのです!