外壁塗装をするまえによく確認したい「見積書」。そこには、外壁塗装業者によって内訳の内容が違っていて、見積価格にも大きく差がでることがあります。
そして、見積価格に差が生じやすい原因として、各業者により「業態」が違うことが大きく関わっています。今回は、外壁塗装の見積もりを依頼できる業者のなかから、「工務店」、「リフォーム専門店」、「一括見積サイト」に注目して見積もりのカラクリを見ていきましょう。
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「工務店」の見積もりのカラクリ!
「工務店」とリフォーム業者の違いについてよく議論になることがあります。
施工する範囲の違いや利益の乗せ方に大きな違いがあるのですが、工務店はリフォームを含めて新築住宅などの工事をする業者です。実際に外壁塗装を施工については下請け業者に委託することが多いので、工務店は下請け業者からの見積価格を受けたあとで紹介料(中間マージン)を上乗せした価格で見積もりを作成しています。
「リフォーム専門店」の見積もりのカラクリ!
「リフォーム専門店」の見積もりのカラクリは工務店に似ています。工務店と違うところは、リフォーム工事のみを扱っているのがリフォーム専門店であり新築工事はしないという点です。また、見積価格に関しては下請け業者が決めるのではなく、リフォーム専門店がさきにこれくらいと価格を決めておき、その自社の見積もり料金をもとに下請け業者に施工を依頼します。
「一括見積サイト」の見積もりのカラクリ!
業者に直接足を運ばずともインターネットサイトでたくさんの見積もりを比較できるのが「一括見積サイト」です。外壁塗装について何も知らない状態から自分で業者を見つけるのは大変なので、最近ではこういったサイトを利用する人が多くなっています。
一括見積もりサイトは無料で使えますし、いつでもどこでも気軽に利用するこができるのがメリットです。サイト上に掲載されている業者は、一括見積サイト側に紹介マージンを支払っていますので、顧客が業者に直接依頼をするよりも料金が割高になることがあります。
まとめ
外壁塗装するということでは同じなのですが、それぞれの業者によって見積価格が違うことがあります。それは今回紹介したように、業者によって中間マージンや紹介マージン、見積価格の算出の仕方などが大きく異なるためです。
どこも同じようにみえても、どの業者に外壁塗装を依頼するかによってトータルコストが大きく変わります。業態の違いや見積もりのカラクリなどについてよく知っておくことで、外壁塗装の費用で損をすることを未然に防ぐことができるかもしれません。