ガルバリウム鋼板の外壁!経年劣化やメンテナンス方法について
人気急上昇中の外壁素材といえば、「ガルバリウム鋼板」です!金属系サイディングの一つである鋼板であり、デザイン性やカラーバリエーションの豊富さ、そして個性的でおしゃれな外壁にできると注目を集めています。
そこで今回は、このガルバリウム鋼板に注目して、経年劣化による外壁の状態やメンテナンス方法、そしてサビがついたときの対処方法などについて色々とご紹介していきます。
目次
ガルバリウム鋼板が経年劣化するとどうなる?
金属系サイディングボードの一つであるガルバリウム鋼板は、耐用年数が20年以上という高い耐久性に定評がある外壁素材です。
メリットがとても多い外壁材なのですが、定期的メンテナンスをして「外壁の状態を確認する」必要があることを覚えておきましょう。
ガルバリウム鉄板は、一般的な金属系サイディングボードにくらべると「錆にくい」という特徴が魅力の外壁材です。しかし、だからといってガルバリウム鋼板が全くサビないというわけではなく、場合によってはガルバリウム鉄板にもサビが付いてしまうことがあるのです。
たとえば、サビのもとになる他の金属をガルバリウム鋼板に触れさせたり、近くに置いたりすると、風に乗ってサビがガルバリウム鉄板に付いてしまい、そこからサビが少しずつ広がっていきます。それに、鋭い刃物等などでガルバリウム鉄板の表面にキズをつけてしまっただけでもサビが発生し、早めに対処しないとサビがさらに広がっていくのです。
ガルバリウム鋼板の経年劣化を遅くする方法は?
塗装業者に頼まなくても定期的にメンテナンスしていれば、ガルバリウム鉄板の経年劣化を最小限に抑えることができます。
たとえば、ガルバリウム鋼板にゴミや泥などの汚れが飛び散っていたときには、水洗いをしてきれいに汚れを落としておきましょう。これは毎日する必要はないので、数ヶ月に一度くらいのペースで水洗いをしましょう。
周囲の環境によっては酸性雨や潮風が当たりやすい家がありますが、こういったときには水洗いの周期を短くして、定期的にメンテナンスをするようにしましょう。
もともとガルバリウム鋼板は、汚れがつきにくいといった性質を持っているので、水圧の低い水だけでも十分に汚れを落とすことができます。
金属系以外の外壁材のように、高圧洗浄やブラシを使ってゴシゴシ外壁をこすってしまうと、キズがついてサビの発生の原因になるので気をつけましょう。
劣化を防ぐためには、経験豊富な塗装職人に依頼しよう!
ガルバリウム鋼板は高性能で見ためも美しい外壁として、とても人気があります。しかし、とても繊細な素材である外壁材ということも忘れてはいけません。
外壁塗装をするときには、塗装職人の作業の良し悪しによってはガルバリウム鋼板の寿命にも影響します。ガルバリウム鋼板をすべての塗装業者が取り扱っているわけではありません。
住宅によって、建物の形状に合わせたサイズにガルバリウム鋼板を切断することがありますが、そのときに出る「鉄粉の処理」を適当にしてしまうと、せっかく取りつけた外壁に鉄粉が付いてしまい、またすぐにサビが発生してしまう原因になります。
このような性質や取扱い方法を熟知していて、ガルバリウム鋼板の外壁塗装を何度も経験している業者だからこそ、ガルバリウム鋼板を正確にきれいに取りつけることができるのです。
ガルバリウム鋼板にサビを発見したときの対処法
サビが付きにくいことや、万が一サビがついてしまっても、その広がりの進行度は遅いとされるガルバリウム鋼板ですが、実際にサビを発見したときにはどうしたらいいでしょうか。
通常の水洗いだけではサビが落ちないからとブラシでこすってしまいそうになりますが、これはさらにサビを広げる原因になりますので決してやらないようにしましょう。
サビを発見したときには先ず、専用の「サビ取り剤」を使います。サビ取り剤を使えば、サビをガルバリウム鋼板から浮き上がらせることができます。浮き上がったサビは、水をかけるだけで洗い落とすことができます。そのため、無理にブラシでこすって落とす必要はないのです。また、一度サビが起きた箇所は、サビが発生しやすくなっているので、念のため「サビ止め剤」を塗るなどして対処しておくと安心です。
まとめ
1.おしゃれで人気のガルバリウム鋼板は定期的なメンテナンスで経年劣化を抑えよう!
2.サビはつきにくいけど、全くつかないわけじゃない!
3.ガルバリウム鋼板についた汚れは水で洗い流そう!
4.少なくても数ヶ月に一度は水洗いをしよう!
5.ガルバリウム鋼板の外壁塗装は経験豊富な専門業者に頼もう!
6.サビがついたらサビ取り剤、サビを防ぐならサビ止め剤!
個性的でおしゃれで、それでいて耐久性も高いガルバリウム鋼板は、とても人気のあるいまどきの外壁材です。しかし、そんなガルバリウム鋼板でもやっぱり完璧ではありません。ザビがつきにくくても、定期的なメンテナンスをさぼっていればサビが発生することもあります。
ガルバリウム鋼板の特徴や経年劣化の状態について熟知すれば、これからどのようにメンテナンスをしていけばいいのかが分かりますし、ガルバリウム鋼板との相性が悪いと思われることは極力しないように気をつけることができます。
どのような外壁材を使うにしろ、耐久性に優れた強い外壁を保つためには、今回ご紹介したように、どういった特徴や性質をもった外壁材なのかをよく理解しながら外壁と上手く共存していくことがとても大切なポイントなことなのです。