外壁の汚れを効果的に落とすための洗浄ポイントや注意点について
外壁に付いてしまった汚れを広げないためには、定期的に外壁の洗浄をすることが大切です。最近は、専門業者に頼まなくても自分で外壁洗浄をするための洗浄道具がたくさんあります。
そこで今回は、外壁塗装の効果を上げるために重要な作業である「外壁洗浄」について、汚れを落とすための洗浄ポイントや注意点についてご紹介していきます。
目次
外壁についた汚れは定期的に洗い落そう!
大気汚染による排気ガスや細かなゴミが外壁についていることもあれば、雨や湿気、それに太陽光などが原因で自然発生したカビや藻、コケなどの汚れなど色々とあります。
このような外壁の汚れは、特殊な塗料を使って塗装されている外壁でないかぎり、自然に汚れが落ちてなくなることはありません。
汚れがついたままの外壁は危険!
汚れを放置してしまうと、その部分からさらに汚れが広がってしまい、ひどいときには外壁塗料の塗膜を突き抜けて、外壁の内部にまで汚れが浸食してしまうこともあります。
汚れによる最悪な結果を引き起こさないためには、定期的な外壁の洗浄が必要不可欠です。もし汚れを見つけたときには、早めに対処するようにしましょう。
簡単な道具で定期的に外壁の掃除ができる!
専門業者を呼ばなくても、簡単な道具があれば外壁掃除ができちゃいます。
自分で外壁洗浄をするときは、あまり固くないブラシや、ホームセンターなどに売っている高圧洗浄機があるととても便利です。汚れの範囲が小さくて、無理なく手の届く範囲であれば自分で洗浄できます。はしごや無理な体勢をとらないと掃除できないときには、塗装業者や洗浄業者にお願いして、汚れを徹底的に落としてもらいましょう。
何より、汚れを増やさない、悪化させないことが大切です!
汚れの状態で洗浄方法を変えてみよう!
自力で外壁洗浄をするときの条件、それは「汚れが手の届くところにあること」、それに「汚れがついてから時間が経過していないこと」などです。
家にありそうな便利な洗浄道具は、比較的「やわらかいブラシ」や「スポンジ」、それに「中性洗剤」や「乾いたタオル」です。さらに、あったらもっと便利な洗浄道具が、「高圧洗浄機」です。
軽い汚れのときはスポンジで十分!
外壁に就いた汚れが「軽い」ときには、ブラシやスポンジがあれば簡単に汚れを落とすことができます。無理に外壁をこすって、まだ状態のいい塗膜にキズを付けることがないようにだけ気をつけましょう。
スポンジで落とせない汚れには高圧洗浄機!
やわらかいスポンジで落とせない汚れや、ちょっとしたすき間に入りこんだ汚れは「高圧洗浄機」を使って落とします。高圧洗浄機は、ホームセンターなどで安く販売されているもので十分です。使用方法と水圧に気をつけながら使えば、効率よく汚れを落とすことができて便利ですよ。
なかなか落ちない汚れは無理をしない!
スポンジやブラシ、そして高圧洗浄機をつかっても落ちない汚れは、それ以上ゴシゴシしてもきっと落とすことはできません。そのときは無理をしないで、専門業者に汚れを落としてもらうようにしましょう。
汚れがついている箇所によっては、足場の組み立てが必要になることがあります。足場の組み立てや解体には数十万円と費用がかかります。そのため、住宅全体を洗浄しなくてはいけないような状態のときには、同時に外壁塗装のメンテナンスもまとめてしてしまったほうが費用を一度に抑えられます。
自分で外壁洗浄をするときの注意点
外壁洗浄をする際に注意したいポイントがいくつかあります。
洗浄作業前に近所へのあいさつ周りを忘れずに!
まずは、洗浄作業まえに「近所にあいさつ回りをすることを忘れない」ようにしましょう。自分で外壁洗浄するときに高圧洗浄機を使うときには、汚れや洗剤を含んだ水しぶきがお隣の住宅に飛び散ってしまう可能性が高いからです。事前の報告がないまま作業を進めてしまうと苦情を受けることもあれば、人のモノを汚してしまうこともあるので注意です。
水が飛び散っても大丈夫なように養生をしっかり行おう!
水がかかっては困るようなモノがあるときには、ビニールシートなどで「しっかり養生を行う」ことが大切です。近くに留めておいた車に汚れが飛び散ったり、ガーデニングを汚してしまったりするので気をつけましょう。
無理は禁物!劣化を早めてしまいます
DIY外壁洗浄で気をつけたいことに、「無理に汚れを落とそうとしない」という点があります。外壁をブラシやスポンジでゴシゴシ磨いてしまうと、丈夫な塗膜にキズをつけてしまい、劣化を早めてしまうことにも成りかねません。落とせないときには無理をせず、汚れの経過をみながら必要であれば業者にとって洗浄してもらいましょう。
サイディング外壁のシーリング材の取扱いに気をつける!
最近の住宅は、サイディング外壁がよく選ばれています。サイディング外壁は、板状のボードとボードのあいだに生じるすき間をシーリング材で埋めています。シーリング材は水に弱いという特性を持っているので、汚れがひどいときにはあまりこすらないほうが良いでしょう。そして、外壁掃除をして濡れてしまったときには水分を乾いたタオルで拭って、よく乾かすことが大切です。
まとめ
1.気になる汚れはマメに洗い落そう!
2.汚れがひどくなると、外壁の劣化スピードを速めてしまう!
3.家にある道具で定期的に外壁掃除しておくと安心!
4.汚れの度合いによって洗浄道具を工夫しよう!
5.頑固な汚れは無理に落とそうとしない!
6.手の届かない箇所や落とせない汚れは業者に洗浄してもらおう!
新築からまだ数年しか過ぎていないような住宅の外壁には、それほど汚れがついていることはないでしょう。でも、お住まいの環境によっては汚れがつきやすいことがあります。それに、汚れが目立つ色の塗料で塗られた住宅は、定期的に外壁掃除をしていないと美観を損ねますし、なにより外壁の劣化を早めてしまいます。このようなことが起こらないように、定期的に外壁掃除をすることが大切です、家にある道具で目についた汚れは早めに落としておきましょう。