外壁塗装にローンを組むという選択肢はあるのか?
一般的な大きさの戸建て住宅でも外壁塗装にかかる費用相場は、70万円から100万円するといわれています。これって、毎年するわけじゃないとしても、けっこう痛い出費ですよね。
定期的な外壁メンテナンスとしては築10年といわれていますので、このあいだに外壁塗装の費用を少しずつ貯めておくと安心です。それでも、場合によっては子どもの学費や入学資金など、さまざまなところで費用が発生するので案外計画どおりに外壁塗装費用を工面できないかもしれません。
それに、耐用年数が15年以上といった耐久性に優れた塗料を選んだとしたら、そのぶん外壁塗装にかかる費用は高くなってしまいますよね。
外壁塗装の費用をすぐには工面できない、品質の高い塗料や外壁素材を選びたいけど価格が高い・・・、そんなときに一度検討したいのが「外壁塗装の費用の支払いにローンを組む」ということです。
新築の一戸建て住宅や土地の購入には住宅ローンを組むことが一般的ですが、実は外壁塗装にかかる費用にもローンを組むことができるのです。
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外壁塗装でローンを組むということ
外壁塗装の費用を工面するために、「ローンを組む」ことで支払う方法があります。
実際に、外壁塗装をするときにローンを組もうか悩んでいる方、またはローンを組めることを知らなかった方は、まずは外壁塗装でローンを組む方法から見ていきましょう。
ローンを組んで外壁塗装をする方法やその種類とは?
住宅の購入や新築を建てるときにすでに「住宅ローン」を組んでいる人は、まず住宅ローンと同じ銀行の担当者に外壁塗装の費用についてローンが組めるか相談してみましょう。銀行によっては、外壁塗装にローンをかけたうえで「金利優遇制度」といった制度が適用になることがあるからです。
また、外壁塗装でローンを組むときには「金利を下げる」ことを目的に、銀行の「有担保型のローン」を利用するのもいいでしょう。有担保型のローンは、金利が低いというメリットがあります。その一方で、手続きや審査に時間がかかったり、特殊な書類が必要になったりすることもあるので早めに準備を進めておくと安心です。
そのほか、担保が必要のない「無担保ローン」といった種類のローンもあります。このローンは、金利が高いことから審査にあまり時間を取られずにローンが組めるということが大きなメリットです。
外壁塗装にローンを組む必要はある??
ローンを組むためには、書類の作成や申請など色々な手続きを踏まなくてはなりません。外壁塗装をするためにそこまでする必要があるのか、費用を工面するために無理するなら塗装を先に延ばししてもいいのではないか、と疑問を持つこともあるでしょう。
それでも、外壁塗装のための資金を工面できないからと外壁の劣化をそのまま放置してしまうと、数年後には今よりももっとひどい状態に陥ってしまう危険性があります。それに、劣化が進めば、外壁塗装にかかる費用はさらに高額になってしまい悪循環に陥ってしまします。
このような状態を考えると、外壁塗装が必要なときにはローンを組んででも外壁塗装をしたほうが良いといった考えもあるでしょう。
すでに住宅ローンを組んでいる方は、外壁塗装のためにさらにローンを組むことはできるだけ避けたいところです。でも、外壁の劣化がひどくないうちに塗装をしておけば、それほど高額な費用はかからないことが多いので、万が一ローンを組んだとしてもそれほど大きな負担にはならずに済むかもしれませんよ。
まとめ
今回は、外壁塗装をするうえでローンを組んで費用を工面する方法をご紹介しました。誤解しないでいただきたいのは、「外壁塗装に必ずしもローンを組まなければいけない、組んだほうが良いというわけではない」ということです。ご家庭により外壁の状態も違いますし、外壁塗装にローンを組むことに対しての考え方も異なるからです。この記事では、外壁塗装にかかる費用を支払う方法の一つとしてローンを組むという選択肢もあるということを知っていただければそれで十分です。