気をつけて!外壁塗装の作業中とその後に発生しやすいトラブルって?
正式な契約を済ませたからあとは業者にお任せしよう、といったことは外壁塗装に関してはとても危険な兆候ですよ!
外壁塗装を業者に依頼するときはその前の打ち合わせがとても大切ですし、作業をしている最終や作業が終わったあとにも最悪の場合は「トラブルが発生する」ことがあるからです。
目次
<作業中のトラブル>塗料が周囲に飛び散ってしまうトラブル!
外壁塗装をするまえには必ず「養生」という作業をして、汚したくない部分をビニールシートなどで保護します。養生をする箇所は敷地内だけでなく、「塗料や汚れが飛び散ってしまう」可能性がある近隣の住宅の敷地にもすることがあります。
しかし、どれだけ気をつけて養生をしていても、まれに近隣住宅の壁や車に汚れや塗料が飛び散ってしまうことがあるのです。他人の物を汚してしまったら必ず謝罪にうかがう必要がありますし、汚れをきれいに落とす、または弁償をするようになります。
事前に挨拶回りをしておくことで、それほど大きな苦情やトラブルには発展しませんが、もしも万が一、近隣住民と仲が悪いときには謝罪だけでは納得してもらえない可能性もあり、大きなトラブルに発展することもあるので注意が必要です。
<作業中のトラブル>高圧洗浄中の水が室内に入ってしまった!
養生をしっかりとしていれば起こらないトラブルはほかにもあります。それが、「高圧洗浄中の水が室内に入ってしまうトラブル」です。
高圧洗浄は、文字どおり高圧で噴射される水の水圧で外壁の汚れを落とす洗浄方法です。そのため、外壁にあるほんの少しの隙間や歪みから水が室内に入ってしまうことがあるのです。
窓をしっかり締めていたつもりでも、高圧洗浄の勢いで窓が空いてしまう可能性も少なくありません。そのため、外部の養生をしっかりすることはもちろんのこと、室内からの養生も抜け目なく行う必要があるのです。
<作業が完了したあとのトラブル>塗り忘れが発覚したときはショック!
塗装作業まえには、塗装業者の担当者が事前に外壁の状態をチェックします。外壁の状態をみながら、塗料を塗る面積を測定すると最終的な費用の見積もりが算出できるからです。
見積もりの内容をもとに塗装作業が進められて、上塗り作業が終了した時点で塗装業者ならびに施主自身が外壁の仕上がりを確認します。仕上がりの確認では予定通りに塗料が塗られているか、ムラが起きているところがないかなどをしっかり確認をします。確認作業が終了すると足場の解体、そして掃除をして全行程が終了となります。しかし、ここでまさかのトラブルが発生です!
そう、外壁塗装の「塗り忘れ」です。塗装業者と施主自身でよく確認したつもりでも、実際には塗り残していた部分があったことにあとになって気づくのです。
しかし、足場を解体したあとですので、再度塗り直しをするには改めて業者に依頼するしかなくなります。業者によっては費用を受け取らずに作業をしてくれることもありますが、通常は別途費用が必要になりますので気をつけましょう。
<作業が完了したあとのトラブル>DIY塗装では塗料の選択ミスが致命傷になる!
塗料を選ぶときには、外壁の耐久性を大きく左右する重要なポイントになることはいうまでもありません。そして、場合によっては「塗料の選択ミス」をしたために、トラブルに発展することがあるのです。
塗装業者に外壁塗装をお願いするときには、塗料についてのアドバイスや説明などをしっかり受けますので、塗料の選択ミスをすることはまずないでしょう。しかし、DIY塗装をするときには起こりやすいトラブルです。
外壁の素材や塗料にはそれぞれに相性の良さがあり、組み合わせを間違えると塗料が外壁によく密着せずに塗料の剥がれやヒビ割れなどの経年劣化がはやく起きてしまうのです。
まとめ
外壁塗装に限っていえば、塗装業者に見積もりを作成してもらうときから、作業が完了するまでは絶対に気を抜いてはいけません。作業が完了したあとにトラブルが発生しても何の対処もしてもらえない可能性が高いからです。
外壁の耐久性や見た目に大きく関わるようなトラブルについては、あらためて高額な費用をかけて修繕をしなければならないこともあります。このようなトラブルを発生させないためには、まずはこういったトラブルがあるということを知ること、そして事前に対策をすることが何よりも大切なのです。